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嘉数高台公園に行く

今回の沖縄旅行で最大といっては嘘になりますが、よし、これは行っておこうと決めたのは那覇市立歴史博物館でした。
琉球王朝の象徴でもある王冠が展示されているとのことで、というのもいつもの常設展示でも飾られているんですがそれはレプリカ
偽物ですね。本物はもちろん国宝。国宝ですよ。管理上というか保管上、そんなに常設というわけに拝観のでしょう。
さて、歴史博物館のサイトに行って確認開催日程を確認したんですよ、そしたらね、6日の日曜日まで。
王、なるほど、よしわかった。
そんな風に長野では、長野にいるときは、思っていたんですよ。よし、6日ね。
そのうち、その6日てところ忘れちゃったんです。
沖縄に着いていろいろその場で日程を組み、スケジュールなんてものをくんでいたら6日までという部分を忘れてしまって、7日月曜日の朝ホテルにてその日の予定を頭に思い起こし、
ていうか歴史博物館の前のホテルに泊まっていたもんですからね、よしこれから行くべ!
ん?ちょっと待てよ、開催日っていつだったけ?
再度サイトに行って確認すると、案の定だめじゃないですか。
ちーーん。悔しがっても遅い。
今日7日の最大のデストネーションはですね、北中城郡のライカム交差点にあるイオン沖縄ライカムに行くことだったので、では途中になにがあるのか名所旧跡を思い出したんですね。
ぱっと浮かんだのが前田高地と嘉数高台
再び嘉数高台公園に行ってみることにしました。
国道330号から回ってうらぞえあたりで左にはいっってすぐに高台公園。
さて2度目ではありますが、地球儀に登るまえに京都の塔に行くことにしました。
京都の塔はともかくとしてその手前にある挑戦の青丘の塔をみまして、嫁さん、
この塔は何なの?
うんこれはね、といいかけたら、近くにいたおじいさん、説明してくれました。
それがこのおじいさんとの出会い。
旅先で誰かと出会うってすてきなことです。
このおじいさんと出会えてお話を聞けたことが今回の沖縄旅行での収穫といっていいんですよ。
大切です。

さてそのおじさんとの出会いなんですが、おじさん嘉数での日本軍と住民の話をしてくれます。
そうおじさんの年齢を聞くと80歳とか。
十分に戦争当時の記憶がある年齢です
ただおじさん自身にはものすごい逸話があるわけではなくて、おじさんのおかあさんやおばあさんがはなしてくれる苦労話のほうが記憶に鮮明らしいです。
おじさん曰く、なぜかというとね、そんなお茶のみ友達の話の真ん中には黒糖が茶菓子代わりにおいてあるのよ、それを食べたいばかりにそのおばさんたちの戦争話を聞く振りして、輪の中にはいったりしたのね、おばさんたち同じ話、ずっと繰り返すから覚えてしまうてことなんですよ。
なるほどね。
おじさん、いろんなはなしを始めてくれます。
でもね、おじさん、すごく、それはすごーくゆっくりなのね。話し方がね、
なぜ京都の塔がここにあるのかという話をして暮れ始めたんですが、第32軍の構成からスタートして、10分後にやっとこの地で戦った兵隊さんたちの多くが京都出身だからというところまで行き着いた訳ですね。
まちましたよ。一緒にきていた嫁さんも退屈して地球儀の方に行っちゃいました。
京都の塔の碑文がこれまた意味があるという話、おれも知ってはいたんですが、おじさんまたはじめから話してくれています。
はい、私もこの碑文がほかの兵隊を賛美する碑とは違うということを事前に理解しております。
あ、おじさん、ちょっと地球儀の方にいってきます。よめさん行っちゃったんで。
何とかおじさんのゆるりとした話しからかいほうしてもらいました。
地球儀の3階に登ってみると普天間飛行場はきょうもオスプレイを並べています。
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でもどうやら今日は飛行訓練などないようで飛び立つ気配はありません、
でも一人二人「詰めている」ジャーナリスト風のおじさんもいます。
地球儀を降りて帰りの階段を嫁さんと手をつないでおりました。
するとちょうどおじさんはゲートボールに戻ろうとしていたときで、おじさんの背中に向かって大きな声で
「ありがとうございました」
おじさんこちらを向いて手をあげてくれました。
「おじさんおげんきで!」
また手を挙げてくれました。
さっきは話がおそいのがきになってごめんね、最高の出会いだよ。おじさん。

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by tks23118 | 2016-11-15 22:53


海や山から小さな幸せの欠片を集めてくる係をしています。


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